2018年7月19日木曜日

芸カ16お疲れ様でした

今回も多くの皆さまに来ていただき、改めて感謝いたします。

残業が異常に積み上がり、さらに様々な個人的なトラブルがあり、
作成に十分な時間を割くこともできず、
心身ともに非常に厳しいイベントとなってしまいました。
その点については本当に申し訳なく思っています。

では今回の同人誌『アマハネ武道館1966』について、
つらいのですが反省を込めて読み直して内容の確認をしていきたいと思います。





アイディアは芸カ15イベント中のときに思いついたもので、
天羽あすかさんが若い頃まどかちゃんみたいに暴れてたんだろうな、
ツイスト踊ったりロックンロール聴いてたりしたんだろうな、
Hey! little girlだったんだろうな、という内容です。
昔懐かしいものをたくさん出したい、古いロックをガンガン出したいと思うも、
元ネタがわからなくても楽しいものにするためバランス感覚が難しいものになりました。

アイカツ武道館は行っていないのですが、その時のツイッターの熱気に衝撃を受け、
武道館で最初の音楽公演をしたビートルズを重ねて行くコンセプトとしました。
ただ実際には一番鉄板のビートルズをベースにしてありますが、
裏テーマとしてロックオペラの大作"The Who / Tommy"も大いに参考にしています。

表紙
終盤まで案が浮かばずかなり苦労しました。
無理やり作って、配色その他を十分に練ることができなかったなあという感じですね。
"Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band"のドラムを正面に据えて、
さらに"Yellow Submarine"やビートルズパロディーバンドのゴーグルズを意識しています。
まどかちゃんが持っているのはご存知"The Beatles (The White Album)"ですね。
構図はたまたま手元にあった絵本"ヒグチユウコ /すきになったら"を参考としました。

本文1P
背景が全然描けないにもかかわらずミッドセンチュリーを意識して、
無理してタリアセン1を置いてます。

本文2P
第25代S4をビートルズに見立てています。
四人組の圧倒的な存在、全アイカツシリーズを考えてもこの四人しかいないでしょう。
ほとんど関係ないですが、ひめ=ジョン、ツバサ=ポール、夜空=ジョージ、ゆず=リンゴを当てはめています。
ビートルズは日航機から降りますが、このS4は"川西ノブヒロ / バスルームのペペン"ですね。
まどかちゃんの描き方は川西先生の"まどかちゃんと破局"を大いに参考にしました。
下コマまどかちゃんの後ろにガチャピンとムックがいます。
ジョンとポールのパロディーキャラクターであることは有名でしょう。

本文3P
アイディアの落書きを作成中にアップしたところ、
「前座は誰だろう」というツイを見かけました。
実際のビートルズ公演ではドリフターズや内田裕也が前座をつとめて、
ビートルズ目当ての客がみなうんざりしたそうです。
今回はモアトゥーの皆さんに犠牲になってもらいました。
"赤塚不二夫 / おそ松くん"の連載も60年代ですね。
赤塚不二夫は子供の頃よく読んでおり、懐かしい気持ちになりました
S4といえば"episode Solo"、最高の歌詞がそのままぴったりハマりました。
一部誤植文字の抜けがありますが気にしないでください。

本文4P
イメージ画。
ツバサのマイクがくるくる回っているのですが、これはビートルズ実際のトラブルです。
隙間が寂しかったので"Only A Northern Song"のオシロスコープで埋めています。

本文5P
イメージ画。
"森のひかりのピルエット"を意識して作られています。
ポールが1980年来日時に大麻所持で勾留されたのですが、その時の留置番号は22。
"Magical Mystery Tour"に乗っているビートルズの4人。
ジョンのソロ"Mind Games"、ジョージのソロ"All Things Must Pass"もまどかちゃんにやってもらいました。

本文6P
申し訳程度のストーリ展開。
衣裳を描く負担を減らすためセーラー服で固定。
ズバリ当てましょう、は60年代のクイズ番組ですが、正直どうでもいいです。

本文7P
膣痙攣、ツイでたまたま見かけた言葉で、どうしても言わせたかった。
四コマは"天久聖一, タナカカツキ / バカドリル・コミックス"からのパロディーです。
実際のビートルズでもライオンなどスポンサーによる懸賞がありました。

本当はスミしちゃんを場面毎に入れて、天羽あすか心理表現にする予定だったのですが、
時間等の関係でボツにしました。

本文8P
ミュージックライフ、表紙はボブ・ディラン風の風沢そら、
裏の広告は冴草きいのマーブルチョコレート、これも60年代からのロングセラーです。
ラジオから流れているのは"The Rolling Stones / (I Can't Get No) Satisfaction"、
手に入らねえ!満足できねえ!って歌詞のやつです。
キャンベルスープやバナナ、アンディーウォーホルなどのポップアートの時代でした。

本文9P
組み合わせニットはレナウンの商品、おしゃれな広告が当時大きな影響を与えました。
天使のほほえみ〜は"Pizzicato Five / It's A Beautiful Day"の歌詞ベースです。
モッズなベスパに乗って暴れてほしいっていうコマ。
ムーン来人の入り口は祖師谷の喫茶店それいゆをイメージしています。

本文10P
ボス登場。
YESというのはオノヨーコの天井の絵からの引用です。
この作品がきっかけでジョンとヨーコは結ばれました。
この衣装と背景は"The Rolling Stones / Their Satanic Majesties Request"より。
うねうねした背景線は初期の山本ルンルン。
催眠術は薬物を使うか頸動脈の圧迫でトランス状態に入れるのが一般的な方法だそうです。

ここからはループ展開にするつもりで、例えばS4を襲撃するとかいろいろ案はあったのですが、時間がなくボツになっています。

本文11P
サイケデリック風景。
左上より、"Helmut Krone / Think Small"、"The Millenium / Begin"、"Andy Warhol / John Lennon"、ヘリコプターでグラスを撒く(ウッドストックフェスティバル)、"Strawberry Fields Forever"、バギズム(オノヨーコのパフォーマンス)、"Cream / Wheels of Fire"、"Jean-Luc Godard / La Chinoise"、"はっぴいえんど / はっぴいえんど(ゆでめん)"、"つげ義春 / ねじ式"、"The Who / My Generation"。
疲れたな。

本文12P
アリスの衣装、ソレイユ登場。
なんか出てる感じ→とちふも様のれいのせい
じゃんっ→いしいゆり様のすべてを失くしてもいいと思えた

本文13P
円をベースにするのは09様のODYKコースターですね、かわいい。
イラストレーターみぞぐちともやの影響あり。
YESはプログレバンドYESの初期ロゴ。

本文14,15P
卓球山手線ゲーム、大ネタのパロディーです。
"うすた京介 / セクシーコマンドー外伝 すごいよ!!マサルさん"より。
紫吹蘭、最低ですね。

本文16P
椎名林檎の本能がやりてーってだけです。
ここまで"The Who / Tommy"でした。

本文17P
ゆめのはじまり

本文18P
ぐっとする天羽まどか、木之本桜っぽい感じ。
日記の部分、いいこと書こうと思って、最後まで放置して書けずやっつけ。つらい。

本文19P
懐メロやります、"Your Mother Should Know"っぽい雰囲気のセリフ。
背景は"アイデンティティ"ですね、このサーカスっぽい曲聞いたとき、真っ先に頭に浮かんだのが"Being for the Benefit of Mr. Kite!"でした。
Sheaアピール。シェーのポーズをしてますね、ビートルズも皇太子もみんなやった60年代の鉄板ギャグ。
まどかちゃんのケーキが"When I'm Sixty-Four"。

本文20P
Moulin-Rouge: La Goulue

裏表紙
最初の表紙案、上下が大幅に余るため裏に変更しました。

フォトプリント
5月に京都とテヅカツを訪問したときの個人的な思い出。
"Kyoto Jazz Massive / Spirit of the Sun"をベースに作っています。

次回は自分もみんなも楽しい最高の作品を! ありがとうございました!

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